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「正しい歩き方」のために意識すべきことは?【歩きのプロが解説】


正しい歩き方のポイントをまとめました。ぜひ試してみてください。


■正しい歩き方「3つのポイント」

【POINT1】頭の位置は骨盤の上に
「美しい歩き」のポイントとして、まずは「まっすぐ立つ」意識が大切。猫背になると頭が前に出て腰が曲がり老けた印象に。背筋を伸ばして肩を下げ、軽く胸をはってみて。頭が骨盤の真上にあり、骨盤で運んでいくイメージで歩くと“老け歩き”から脱することができます。

【POINT2】ちょっと広めの平均台の上を歩くイメージで
足運びは、右足と左足をくっつけて立った幅からはみ出さないよう。ちょっと広めの平均台の上を歩くイメージをもち、その幅からはみ出ないように歩くようにすると、安定して美しく歩けます。

【POINT3】かかとから着地して歩く
“老け歩き”は、たいていの場合、すり足のように左右の足がほとんど地面についている状態。そうすると、歩いている最中に片足で全身を支える時間がほとんどありません。実は、片足で全身を支える時間をきちんとつくることで体幹が鍛えられて体が安定してくるのです。かかとから着地して、いつもより少し歩幅を広げて歩くと、ぽっこりお腹も猫背も、いずれ自然と改善へ!


■普段の生活でできる「ふたつのステップ」

【STEP.1】正しい立ち方を意識する
エレベーターや信号を待っているときは、正しく立つことを意識してみてください。腰幅に脚を開いて立ち、足の人さし指、膝、腰部が一直線になっているのが正しい立ち姿勢です。


【STEP.2】歩くときは股関節を意識する
股関節の位置をご存知ですか? 鼠径部の真ん中が股関節の位置。実際は奥にあるので触ることはできないのですが、ここを意識することが大事。

歩くときは「正しい立ち方」の状態から、股関節から脚を前に出すように動かしてください。最初のうちは、股関節の位置を指で触れながら歩くと意識しやすくなります。


\このメソッドの効果とポイント/
・体のゆがみは、さまざまなトラブルを引き起こす要因。
・見た目に老けるだけでなく、体調不良の引き金に…。
・立つ、歩く、座るという日常の動作を見直すことで体のゆがみをリセット&予防に。
・覚えておく基本のことはふたつ。「正しい立ち方」「股関節を意識する」これで歪みを予防できる。


■美しい歩き方に矯正!「膝をまっすぐ」にするトレーニング

歩き姿を美しく見せるには、膝がまっすぐ前を向いていることがポイント。多くの人が膝が内側や外側に向くクセがついてしまっていますが、このクセをリセットし、膝がまっすぐ前を向くように意識すれば、歩き方だけでなく筋肉のつき方も美しく変わっていきます。

エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのは、膝をまっすぐ前に向けるためのトレーニング方法。その場でステップを踏むと言う簡単な方法なので、エレベーターを待っている間、信号待ちのときなどに行うとよさそう。正しい脚の動きをマスターすれば、代謝も上がるのでダイエット効果も高まりますよ。

【STEP.1】膝が正面を向くことを意識し、膝を曲げ、かかとをあげる
腰に手を当て、脚を腰幅に開いて立ちます。 膝がまっすぐ正面を向くように意識をしながら、ゆっくりとかかとを上げて下ろします。
そして左右の足を交互にステップを踏むように、20回行いましょう。 ポイントは腰、膝、人さし指まで一直線になるように意識することです。

慣れるまでは全身が映る鏡の前でチェックしながら行うのがおすすめですよ。
かかかとはしっかりと上げて、体重を親指の付け根にかけるようにしてステップを踏みましょう。

目線は正面を向いたまま、体の軸が左右や前後にぶれないようにしましょう。

\このメソッドの効果とポイント/
・歩くときに膝が内側、もしくは外側に向いてしまい、歪みを引き起こしている人がほとんど。
・歩きグセをリセットし、膝がまっすぐ前を向くように意識させるのが効果的。
・膝を正面にして、その場でステップを踏むと言う簡単な方法でリセットすることは可能。
・キレイな歩き姿になるのに加え、代謝も上がるのでダイエット効果もあり。


■筋肉の使い方が変わる!「足首を柔軟」にするトレーニング

「足首」はバランスをとりながら全身を支える役目と、立つ、歩くなどの動きにも重要な役割を果たしています。けれども、加齢ともに「足首」は硬くなりやすく、動きにくくなると「足首」そのものが不安定に…。すると膝や骨盤に影響を及ぼして脚が歪み、ふくらはぎや太ももが外に張り出して太くなってしまうのだとか。さらにいえば「足首」が硬いと可動域が狭くなるため、ちょっとした段差につまづいて転倒…なんてこともあるので、「足首」の動きを引き出すために、柔軟にしておくことはとても重要です。

ちなみに、足の指先を床につけてぐるぐる回すのは、歪みの原因になるのでやめておきましょう。今回、エイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えていただくのは「正しい足首回しメソッド」。とても簡単でだし、バスタイムにもできる方法です。「足首」が安定することで歪みが修正され、立ち方姿勢が美しくなり、筋肉の使い方が変わる、というのがこのメソッドの目的。習慣化すれば、脚が細く美しく変わっていきますよ。

【STEP.1】意識するのは「足首」の奥の筋肉
意識すべきは、左右のくるぶしを繋いだラインの少し下(指を指しているポイント)の奥の筋肉。


【STEP.2】ふくらはぎを手で支えながら持ち上げる
椅子に座り、背もたれに寄りかかります。次にふくらはぎを手で支えながら、持ち上げます。


【STEP.3】「足首」を意識しながら回す
「足首」を回して、硬くなっている足首を柔軟にしていきます。足の甲や足の指を使って回すのではなく、STEP.1で指を指したところの「左右のくるぶしを繋いだところの少し下」の奥の筋肉を使って回すようにしましょう。足指は開いて脱力したまま、足首を回すのがポイント。右回し10回、左回し10回を1セットとして、2セット行いましょう。


\このメソッドの効果とポイント/
1)「足首」はバランスをとりながら全身を支えたり、立つ、歩くなどの動きにも重要な役割に。
2)加齢ともに「足首」が硬くなり動きにくくなると、不安定になり脚が歪みやすい。
3)ふくらはぎや太ももが外に張り出し、太くなるのを防ぐには「足首」のケアは重要。
4)「足首」が安定することで歪みが修正され、立ち方姿勢が美しく、筋肉の使い方が変わり美脚に!